「神は艱難前携挙主義者の預言を外す」 警告のニュースレター「角笛」84号より

「神は艱難前携挙主義者の預言 を外す」by エレミヤ

テキスト:イザヤ44:25 わたしは自慢する者 らのしるしを破り、占い師を狂わせ、知恵あ る者を退けて、その知識を愚かにする。 (霊的なしるしを破り、人の心からの預言を 破り、賢いものを退け、彼らの助言を愚かに するものは誰か?:70人訳)

本日は「神は艱難前携挙主義者の預言を外 す」という題でメッセージをしたいと思いま す。本日見ていきたい内容は以下です。

1 艱難前携挙主義者たちは過去いくつもの終 末に関する預言を行ってきた。しかし、これ らの預言はことごとく外れてきた。

2. 上記イザヤ書のみことばによるならば、こ の預言が外れたことは偶然に起きたことでな く、神の前に必然であり、神が意図的に彼ら の預言を外したのである。彼らの預言を外す ことにより、神はこの教え、艱難前携挙説が 神から出た教えでなく、人の思いや惑わしの 霊由来のものであることを明白に語っている。

上記2点を見ていきたいと思うのです。

<神以外の霊からの預言は外れ、人 の考えによる預言は外れる>

上記テキストを見て行きましょう。そして このことばから、神が艱難前主義者たちに対 して持っておられる思いを見ていきたいと思 うのです。

テキストに沿ってみていきます。

「霊的なしるしを破り、人の心からの預言を 破り」

神はここで、たとえある人が未来に関して 預言したとしてもそれが神の霊からのもので なく、人の心で考え出した教理や預言なら、 その預言は外れることを語ります。

今まで多くのクリスチャンがキリストの再 臨や、携挙に関して預言し、そして外れてい ます。アメリカのウイリアム・ミラーがキリ ストの再臨を1844年だと予言したことは 有名です。

彼の預言を信じた多くの人が白い衣を身に まとい、主の再臨を待っていたのですが、そ の再臨は勿論実現しませんでした。彼の預言 は何故外れたのか?それは上記みことばによ るなら、神からのものでなく、人の思いや心 から考え出した預言に過ぎないからです。

「賢いものを退け、彼らの助言を愚かにす る」

終末に関してあらゆる神学者があらゆるも っともらしい教理を語ります。聖書に基づき いかにも知恵あるような説明をするのです。 たとえば艱難前携挙説のもととなるデイスペ ンセーション主義です。この教えは、7つの 時代区分を語り、異邦人の時代が終われば、 イスラエルの時代に入ると説きます。これは、 一見するといかにも知恵あるものの助言、教 えに見えます。

しかし、このデイスペンセーション主義を 真に受けたハル・リンゼイの預言は、外れま した。彼はイスラエル建国(1984年)か ら1世代(40年)の間にキリストの再臨が あるとして1988年キリスト再臨説を打ち 出したのですが、そのことばは成就しません でした。

それで、リンゼイの教えやデイスペンセー ション主義は結果として愚かな助言、迷言、 妄言となってしまいました。このことを通し て確かに神のこの教えに対する、思い、判断 を理解できます。

明らかに神はデイスペンセーション主義や ら、艱難前主義者たちの教理を憎んでおり、 彼らを惑わし、彼らの鼻をあかし、彼らの預 言を外すよう導かれたことを知るのです。

デイスペンセーション主義者、艱難前携挙 主義者であるハル・リンゼイは、1970年代に 3000万部を超えるベストセラー「今は亡 き大いなる地球」(The Late Great Planet Earth)の本などを通して盛んに終末の時代に 関することがらを語り、預言をしました。しかし、それらの預言はみなことごとく外れて います。

たとえば、彼は当時の共産国ソ連が反キリ ストの国となると語りましたが、そのあと、 ソ連は崩壊して今では国として存在していま せん。この預言は全くの的外れな預言になっ てしまいました。

また、彼はヨーロッパのEUが黙示録の7つ の頭と10本の角を持つ獣の国となると預言 しました。その当時は、EUは9カ国ほどの 数で預言は数的には信憑性が合ったのですが、 今はどうでしょう。現在、EUの数は27カ 国を超えているので、数的に全く合いません。 それどころか、今ではイギリスを始めEUを 脱退する国も出つつあるので、今後EUが崩 壊する可能性さえあります。どうもこの預言 も外れそうです。

<艱難前携挙説は広がっている>

改めてこの艱難前携挙説について考えて見 ましょう。今の多くの教会は艱難前携挙説を 受入れています。多くの教会でこの教えが語 られ、神学校で語られる終末の教理もこの教 え一色です。さらにこの教えにはマスメデイ アの後押しもあります。

1970年代に3000万部を売りベストセ ラーとなったハル・リンゼイの「今は亡き大 いなる地球」はまさに艱難前携挙説を大い にキリスト教会に広めました。日本でも高木 慶太という人が彼に触発されたのか、似た ような内容の本を書いています。さらに近年 には艱難前の教理に立つ「レフト・ビハイ ンド」の本がシリーズで発行され、こちらは 6000万部を超えるベストセラーとなって います。このようにこの教えは大きくマスメ デイアにより広げられ、キリスト教会に浸透 しているのです。このように、この教えが有 名であり浸透していることは事実です。しか し、たくさんの人が受入れているから、有名 な教えだから、それだから、真に神から来た教えであるかどうかということは別です。 圧倒的な多数の人々が信じている教えである が、実はそれが惑わしの霊から来ているもの である、ということは聖書的にありえるので す。以下の聖書箇所を見てください。

1列 22:6 そこで、イスラエルの王は約四百 人の預言者を召し集めて、彼らに尋ねた。 「私はラモテ・ギルアデに戦いに行くべきだ ろうか。それとも、やめるべきだろうか。」 彼らは答えた。「上って行きなさい。そうす れば、主は王の手にこれを渡されます。」

22:19 すると、ミカヤは言った。「それゆえ 主のことばを聞きなさい。私は主が御座にす わり、天の万軍がその右左に立っているのを 見ました。

22:20 そのとき、主は仰せられました。『だ れか、アハブを惑わして、攻め上らせ、ラモ テ・ギルアデで倒れさせる者はいないか。』 すると、あれこれと答えがありました。

22:21 それからひとりの霊が進み出て、主の 前に立ち、『この私が彼を惑わします。』と 言いますと、主が彼に『どういうふうにやる のか。』と尋ねられました。

22:22 彼は答えました。『私が出て行き、彼 のすべての預言者の口で偽りを言う霊となり ます。』すると、『あなたはきっと惑わすこ とができよう。出て行って、そのとおりにせ よ。』と仰せられました。

22:23 今、ご覧のとおり、主はここにいるあ なたのすべての預言者の口に偽りを言う霊を 授けられました。主はあなたに下るわざわい を告げられたのです。」

ここに書かれているように、神からの正し い預言は一人の人、ミカヤに下りました。そ れ以外の預言者たち、耳ざわりの良い預言を した400人はみな、惑わしの霊に惑わされて預言していたのです。結果、これらの耳ざ わりの良い声に聞き従い、戦かいに出て行っ たイスラエルの王はその戦いで命を失いまし た。

このパターンは今でも起こりえます。クリ スチャンは艱難に会わないとする艱難前携挙 説は確かにクリスチャンの耳には聞こえがよ く、多くの教師がこれを語ります。しかし、 だからといってこの教えが神からのものとは 限りません。逆にそれが惑わしの霊からのも のなら、この教えに従う人々は、その永遠の 命が危なくなるでしょう。

<艱難前携挙説は吟味するべきであ る>

艱難前携挙説は教会歴史の中で新しい教え です。それは、19世紀にイギリス、プリマ スブラザレンのJ.N. ダービーによりもたらさ れたものです。キリストの時代のペテロも パウロもまた初代教会の教父たち、さらにル ターもウエスレーもこのような艱難の前に 携挙される教理のことなど少しも述べていま せん。もし、この教えが本当に聖書由来のも のであり、正しい教えなら、何故クリスチャ ンは長い教会時代の歴史の中でその教えに気 付かなかったのでしょうか?何故19世紀に なって突然ダービーが発見したのでしょう か?非常に不思議なことがらです。

このようにこの教えはクリスチャンがその まま受入れるには危険な新しい教えであり、 そして聖書はどのような教えをも吟味すべき であると語っていることを知りましょう。以 下の通りです。

“1テサロニケ5:21 すべてのことを見分けて (テストして:KJV)、ほんとうに良いも のを堅く守りなさい。”

聖書はこのようにどんな教えも教理も吟味、 テストすることを薦めています。ですのでこ の新しい教え、艱難前携挙説に関しても何も 考えず無条件に受入れたりせず、まずこの教 えが本物かどうか、テストをするべきなので す。そのテストの結果、合格なら私たちは受 入れるべきですし、不合格なら私たちは受入 れず、拒否するべきなのです。さて、この教 えのテスト結果はどのようなものでしょう か?

神はこの教えに関してすでにテスト結果を 発表していると私たちは理解しています。そ して、その結果は不合格と書かれているよう です。何故そういえるのか?何故なら神は明 らかにこの教えで語られたどの預言をも意図 的に外しており、成就させていません。この ことを通して神のこの教えに関する答え、判 断を悟ることができます。

<ハル・リンゼイの外れた預言>

具体的に艱難前携挙説者の預言はどのよう に外れているのでしょうか?ハル・リンゼイ のことを例にしてみてみましょう。彼の著書 や、言動の中で彼は以下のような預言を語り ました。

1 1988年キリスト再臨説: リンゼイはキリストの再臨は1988年まで にあると語っています。その教理的根拠は デイスペンセーション主義に基づくものです。

デイスペンセーション主義によれば、異邦人による教会時代は挿入された一時的なもの であり、限られた期間続いて、教会時代はい ずれ終わると説きます。いずれ教会時代が終 わり、終末の時代は次のデイスペンセーショ ン、すなわち、イスラエル人の時代に戻ると 語ります。そして、異邦人の時の終わりのし るしは1948年のイスラエル建国であると 語るのです。そして、キリストの再臨はその 時から1世代(40年)以内にあるとして彼 は1988年キリスト再臨説を語りました。 この預言の結果はどうなったかというと、結 果は、勿論外れています。そしてこのように 彼の預言を外すことにより、神はこの教えが 神由来のものでなく、ただ人の知恵に基づい たものであることを語っておられます。

2 ソ連反キリスト国説: リンゼイは前述の「今は亡き大いなる地 球」の中で、ソ連が反キリストの国になる、 と語っています。しかし、ソ連はその後、崩 壊し今は国として存在しません。この 彼の預言も全く外れてしまいました。

3 ハルマゲドンの戦い: リンゼイは彼の著書「ハルマゲドンへのカ ウントダウン」(Countdown to Armageddon) の中で、1980年代には、ハルマゲドンか 艱難時代が起きると語っていますが、これは 実現していません。

4 EU獣の国説:

リンゼイは前述の「今は亡き大いなる地 球」の中でEUは黙示録に書かれた 10本の角と7つの頭を持つ獣の国になる、 と語りました。彼が語ったその頃はEUは9 つほどの国であり、10本の角となるとのこ とばにも何か信憑性がありそうでした。 しかし、今ではEUは27カ国以上存在して おり、ぜんぜん数が違います。その上、今で はEUの核となるイギリスがEU脱退を決め ており、このままでは、EUが壊滅してしま う可能性もあります。彼のこの預言も外れる 可能性が濃厚です。

以上見ましたように、神は艱難前携挙説主義 者の預言をどれもこれも見事に外しており、 成就したものを探すことが難しいです。そし てこの預言がみごとに外れることを通して見 えない神は明らかにこの教えに対する神の意 思を語っています。

<神は生きておられ、人間の考えか ら出た教理に対して、はっきりとし た答えを示す>

神はこの時代に関して何も語らないのでし ょうか?あらゆる教師が終末に関してあらゆ る教理を語っていますが、それに関して神は 何も反応を示さず、無言で放っておかれるの でしょうか?いいえ決してそんなことはあり ません。上述のイザヤ書のことばを通して神 ご自身は、神以外の霊からのしるしや、人間 の考えに過ぎない預言に対して神の意思を示 し、判断を示すことを語ります。具体的には それらが神以外の霊からきたものであり、人 間の考えに過ぎないなら神はその預言を外す ことにより、神ご自身の意思を示すのです。 神がこれらの預言を成就させず外すことによ り、神の意思を示し、それらの預言に関して の神の判断や、態度を明確に示すのです。 では、デイスペンセーション主義や、艱難前 携挙説に関する神の判断はどのようなものな のでしょうか?それは今まで見てきたように、 神は彼らの預言をことごとく外し、彼らの未 来に関する助言や、解説を愚かな話とするこ とにより、神ご自身の判断を示されているの です。いか

にも信憑性のありそうな彼らの説 や未来への預言を神がことごとく外すことに より全能の神は彼らの教えに対してご自身の 態度を明らかにしておられます。これらの教 えは明らかに神からのものでなく、別の霊か らのものであり、人の考えに過ぎないものな のです。私たちはこれを理解しなければなり ません。

<神のしもべのことばは実現し、成 就する>

しかし、このことと反対に神はそのしもべの ことばを成就させ、それは実現することをも 語ります。以下のことばの通りです。

イザヤ44:26 わたしは、わたしのしもべのこ とばを成就させ、わたしの使者たちの計画を 成し遂げさせる。

旧約の時代、神はご自分が遣わされた、イ ザヤやエレミヤら預言者のことばを成就させ ました。このことは今の時代においても真実 なのです。神が真に遣わされたしもべならそ のことばは成就するのです。たとえば、私た ちは以前アメリカ獣の国説を聞きました。そ れは初めて聞いた時には、突拍子もない奇想 天外の教えに思われましたが、しかし、それ が真に神が語られたことばなら、そのことば は時とともに成就します。事実アメリカは以 前と比べて年毎に獣の様相を呈しています。 アメリカにおいて同性愛のデモに反対するク リスチャンは逮捕され、信仰のゆえに、同性 愛者の結婚用のケーキを焼かないケーキ屋に は多額の罰金が課せられました。また、この 国では路傍伝道を行う説教者が逮捕されたり しています。まさにアメリカ=獣の国との警 告のことばは神により固くされ、成就しつつ あるのです。これらの事柄を通して確かに今 の時代でも神は生きておられることがわかり ます。神は人からの預言は外し、逆に神のし もべのこと

ばを成就させ、その警告のことば のとおり、時代が進み、背教は進んでいるの です。是非、全てのことを吟味し、正しい教 えに従いましょう。